KYOHEI TABUCHI / NOT YOUR ORDINARY STONE GUY

石で、
何しよう。

山で石を割る。持ち歩く。たまに、着る。
面白い使い方を考え続けている石屋です。

石柄の服を着て上を見上げる田渕恭平の背景透過写真

CLICK A STONE

その石の中に、何かある。09 STONES / 09 IDEAS

田渕 恭平TABUCHI / AJI, JAPAN

僕の話へ

WHAT KIND OF STONE GUY?

どの石を売るか、より。
この石で、何ができるか。

庵治石の上にあぐらをかき、顎に手を添えて座る田渕恭平

香川・庵治で石と向き合う、株式会社TABUCHIの田渕恭平です。採石場を出発点にしていますが、石を納めるだけで終わりたくはありません。原石の輪郭や、割った時に現れる面。その一石にしかない面白さを、空間や家具、暮らしの中へつなげたい。

図面ができてからでなくても、「この空間に何か欲しい」「こんな雰囲気にしたい」という話からで大丈夫です。石をどう使えば面白くなるか。その最初の相談相手でありたい。そんな石屋です。

01 / BEFORE THE QUARRY

前は、
消防士でした。

仕事は変わった。 残していきたいものがある。

石の仕事に戻る前は、名古屋市消防局で消防士をしていました。東日本大震災の映像が心に残り、人の命や暮らしを守る仕事がしたいと思ったことが、そのきっかけです。

家業に戻るつもりは、もともとありました。でも、ただ戻るだけでは、この仕事を次へつなげられない。消防の仕事と並行して大学院で事業づくりを学び、どうすれば石の仕事を続けていけるかを考えて、庵治に帰ってきました。

今、残していきたいのは、家業だけでなく、産地の職人の技術と、この場所で積み重なってきた仕事です。続けるために、新しい使い方をつくる。家具や小さなモノ、石柄の布も、石を知る人が増えて、職人の仕事が必要とされ続けるための入口だと思っています。

消防服とヘルメットを身につけ敬礼する、消防士時代の田渕恭平

02 / STONE IN MY EVERYDAY

石との付き合い方は、
だいたいこんな感じ。

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石柄の服を着て、縄で包んだ石を抱える田渕恭平
20 kg

石を持って、商談へ。

商談には、10〜20個、合わせて20kgほどの石を持っていくことも。写真より先に、触ってもらいたい。重さと手触りから、話が始まる。

石を、空間へ。

LIFE WITH STONE

結婚式でも、
石を開きました。

人生の節目も、やっぱり石。

妻の実家は三重県。香川での結婚式に来てくれる家族や友人に、「旦那は、どんなやつなのか」を見てもらいたかったんです。

そこで、ケーキ入刀の代わりに、二人で庵治石を開きました。一緒にハンマーを持って、楔を打つ。普段、山で向き合っている石が、この日は二人の門出の真ん中にありました。

前撮りも、自分たちが管理する採石場で。僕にとって石は、仕事だけのものではありません。人生の節目にも、いつもの暮らしにも、石がある。そんな付き合い方をしています。

結婚式で、楔を打ち込んだ庵治石の前で二人一緒にハンマーを持つ田渕恭平と妻
ケーキ入刀の代わりに、二人で石を開く。
WATCH THE MOMENT二人で石を開いた、その日の動画。
採石場の大きな岩肌を背景に、前撮りで並ぶ田渕恭平と妻
前撮りも、僕たちの採石場で。

03 / WHY I KEEP MAKING

「面白いね」が、
次をつくる理由になった。

石柄の服を着て縄で包んだ石を持ち、マイクの前で話す田渕恭平

最初から石のことを知り尽くしていたわけでも、ずっと石だけを考えていたわけでもありません。自分で小さなものをつくって、人に見てもらう。面白がってくれる人がいて、次はこんなものが欲しいと言ってもらえる。そのやりとりの中で、僕自身も石の面白さに気づいていきました。

テーブルも、指輪も、布も。石だけを見て生まれるのではなく、人との会話から使い方が広がっていく。自分がまだ思いついていない石の使い方にも、出会いたい。だから、お客さんの話を聞くことも、ものをつくることと同じくらい面白いんです。

04 / IDEAS NEED HANDS

僕一人では、
つくれない。

採石場の岩肌を背景に並ぶ、田渕恭平と石の仕事を支える仲間たち

自分で石に触れ、加工をしてみると、職人の技術のすごさがよくわかります。採石、切削、加工、仕上げ。それぞれに専門の人がいる。僕が担いたいのは、つくりたいイメージと、原石と、その人たちの仕事をつなぐことです。

自由に考えるだけでは、石は空間に届きません。寸法や重さ、加工の仕方、運び方、置き方まで話しながら考える。石の面白さを残して、ちゃんと使えるかたちにする。そこまで一緒に考える石屋でありたいと思っています。

石が空間に届くまでを見る

05 / THE NEXT STONE AGE

石は、世界へ。
人は、庵治へ。

これから目指しているのは、石を全国、そして世界へ届けながら、石に惹かれた人が庵治へ来てくれる未来です。職人に会って、山を知って、石のある暮らしを体験する。商品を外へ届けるだけでなく、この産地に来たくなる理由もつくりたい。

僕が言う「新しい石器時代」は、人の暮らしの中に、もう一度石が自然に共存すること。株式会社TABUCHIは、その入口をひとつずつ増やしていく場所です。

庵治から世界へ石が広がるオレンジの矢印と、世界から庵治へ人が訪れる緑の点線を描いた世界地図

AJI, KAGAWA / JAPAN

石を、庵治から世界へ人は、世界から庵治へ
これから、つくっていきたい未来。

ANOTHER STONE, ANOTHER IDEA.

石の引き出し、
まだ増殖中。

LET’S MAKE THE NEXT STONE AGE.

その石の話、
僕に聞かせて。

まだ、形が決まっていなくていい。面白い発想と、石と、産地の職人の技術をつなぐ。そこから一緒に考えたい。

田渕恭平に相談するKYOHEI TABUCHI / 株式会社TABUCHI